日別アーカイブ: 2013年2月18日

東工大の細野秀雄教授の講演を聞いてきました~♪(ふくいサイエンスフェスタ)

こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。

鉄系化合物の高温超電導(高温と言っても マイナス200℃くらいの話ですが・・・。絶対零度のマイナス273.15℃よりは高温の意味)で 有名な先生です。(ふくいサイエンスフェスタ

その論文は 科学雑誌「サイエンス」に掲載され、その年の「ブレイクスルー オブ ザ イヤー」に選ばれて、論文引用数でも世界一を記録したそうです。いろいろな賞ももらっていて 最先端研究開発支援プログラム(FIRST)でも30課題の一つに採択された「新超電導および関連機能物質の探索と産業用超電導線材の応用」の中心研究者を務められてるそうです。(細野 秀雄氏)

(科学の世界は 何を基準に客観的に評価するってのが 大変困難なので(山中教授みたいに ほとんどの人が納得できる業績は別にして)、どれだけ 他の論文に引用されたかとか、著名な科学雑誌への掲載数(審査があって 少々の事では著名な雑誌にはなかなか掲載されません)で 評価される事が多いです)

東工大細野教授の講演(ふくいサイエンスフェスタ)

東工大細野教授の講演(ふくいサイエンスフェスタ)

写真のように高校生対象なので、とってもわかりやすい講演でした。先生も大変馴れてらっしゃるようで 非常に面白かったです。
(私が直接ポリアセチレンの合成を習った白川英樹氏(私の自己紹介の中段に記述)の話も 出て来まして、大変懐かしかったです)

超電導温度だけで言うと 銅系の方が高いのですが、一般に超伝導は 大きな電流が流れたり 強い磁場ができたりすると、破れてしまうのです。鉄系は磁場に強いようです。それも注目された理由のひとつみたいです。
(新しい超伝導のしくみと言う意味でも 注目されたようですが)

超電導と同様の現象で、極低温(マイナス270℃以下)になると 超流動と言って、液体が容器を壁を登って あふれ出します(超、流動しやすくなる)。下記動画の1分20秒過ぎくらいから その映像が出てきます。とっても不思議な現象ですよね!(185万回以上再生されてます!)

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