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コンセプトや性能はいいと思うのですが、なかなか 国内外で普及しません。私なりに その理由を書いてみます。
- 一週間放置すると かなり空気が抜ける。3ヶ月放置すると ほとんど抜け切ってしまう。
(クリンチャーだったら 3ヶ月以上放置しても、それほど抜けない。チューブレスは1-2週間おきに、使ってなくても 空気を入れる必要があります)
. - ビートを上げるコツをつかむまで、延々と格闘する事もある。
(私も最初は数時間 格闘しました。2-5回目も コツがわからずに数時間格闘した事が1,2回あります。これで 嫌になってしまう人も多い筈。10回以上着脱をやったので、今ではボンベなしで 通常の空気入れでビートを上げられます。ですが 出先で小さな携帯空気入れで上げる自信は ありません)
. - 一度抜け切ってしまうと、再度空気を入れても 長く持たない。
(一ヶ月以上持っていたものが、数日から一週間程度で 空気が抜けてしまう)
. - シーラント使用前提のタイヤがあるが、シマノのチューブレス・ホイール等 使わない事を推奨しているホイールが多い(内部が腐食する為)。また使うと、次回タイヤ交換の時に 取り除くのが非常に大変。
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(なので 私は使ってません。出先でパンクしたら チューブを入れて応急処置をし、帰宅してから直す事にしてます。幸いパンクの経験は ありませんが)
. - タイヤに変な癖がつくと、ビートを上げるのが 困難になる場合がある(私は経験してませんが、仲間が経験しました。自転車屋さんに持ち込んで、店主と圧縮空気を使っても 数時間格闘して、やっと上げたそうです)
. - 知らないか面倒で チューブレス用のタイヤ・レバーを使わずに、高価なチューブレス・タイヤを ダメにしてしまう事がある。(内側にちょっとした傷をつけてもダメ)
. - パンク修理に チューブレスに対応したパッチとゴムのりを使う必要がある。(TipTopのは 汎用パッチも使えましたが)
3.の原因が 今まではタイヤのゴムの劣化かと思っていました。最近ようやくわかりました。ホイールとタイヤ内部や タイヤのビート部分に着いている、細かいホコリが原因のようでした。
ホイールとタイヤ内部や ビート部分を 濡れタオルで綺麗に拭いてから(タオルが真黒になります)、中性洗剤水を塗り 空気を入れると、また元のように一ヶ月くらい持つようになるのです。
抜け切った後に 空気を入れると、これらのホコリが ビート部分に入り込み 空気漏れの原因になっているのでしょう。
パンクしにくいとか(万が一パンクしてもスローパンクになり、20-30kmくらいの距離なら そのまま帰れる。急な下りでスピードが出ていて、前輪がパンクしても安心) こぎ出しが軽いとか、利点も多いので 200kmくらいの短いブルベから 今年は使ってみます。
(ビートワックスは 私が調べた限りでは、国産のIRCは使用不可 海外のユッチソンは使用OKでした)
2組目のチューブレス・タイヤも試しましたが、同様でした。前回はIRCで 今回はユッチソンのでしたが、明らかにエアー漏れが減りました。
やはり ホコリがビート部に入り込んで、空気漏れを誘発していたのだと思います。
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