こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。
ブルベ仲間がロードバイクのチューブレス・タイヤを使っていて、非常にいい(メリット)と言うので 前々から試したく思ってました。丁度仲間が使ってないチューブレス対応のホイール(車輪)を 安く譲ってくれたので、試す事にしました。
タイヤがはめにくいと言うのは 聞いていたので、十分に予習し はめるの自体は10分くらいで終了しました。(IRCの専用タイヤ・レバーは使いましたが。タイヤの折り目から空気が漏れる事が 稀にあるらしいので、はめる2時間くらい前から ほどいて丸くして放置しておきました)
ところが、通常の空気入れで いくら空気を入れても ビートが上がらず、空気が入りません。どんなに速く入れてもダメで、やっぱり空気を入れるコンプレッサーかCO2ボンベが 必要なのかなあ~って 思いました。
(でも プロショップの親父さんは、通常の空気入れでも ビートが上がるって 言ってましたし)
ビートがきちんとホイールの最深部に落ちているか タイヤを全周上から押してみるとか、いろいろやってみますが、やっぱりビートが上がりません。
(タイヤ・レバーで傷をつけてしまったのかとも 思いました。中性洗剤(せっけん水の代用 濃度は濃いめ(2014.05.21追記 濃度はあまり関係ないそうです。洗剤の目的は ビートがきちんと リムのビート溝に滑らせてはめる事)がいいそうです)は勿論塗っています。はめてから絵筆等で塗った方が はめる時に手が滑らなくていいです)
ネットでググって調べると 下記のサイトが出て来ました。
チューブレス(自転車)タイヤの交換方法3 (空気を入れる編) – のだ
上記のサイトの写真ですが、この状態(ビートがホイールとバルブの間に きちんとはまってない)だと いくら速く空気を入れても ビートは上がりません。(チューブレス・タイヤで空気が入らない原因の大半がこれなのだそうです)
(2014.05.21追記:はまってない時は いくら空気を入れても、スコスコと全然 手応えがありません。はまっていると、わずかずつですが 空気が溜まっていき手応えが増えていきます。CO2ボンベなしでも 普通の空気入れで 空気を入れる事は 可能です)
サイトの通りやって 一見はまっているように見えるのですが、やっぱりビートが上がりません。いろいろ さわっているうちに、「パコ」って 音がして この部分のビードが はまったようです。反対側も「パコ」って 音がするまでやりました。
(ビード部分を押しても 上記の写真のように バルブ穴が見えては ダメです。片側をはめた時に このバルブとホイールの溝に きっちりはまっているかどうか、確認してから もう片側のタイヤをはめれば、パコってはめ込むのは 片側だけになりますね)
空気を入れると「パキ、パキ」って 音がして、タイヤがはまって行きます(別に速く入れなくてもOKでした)。6気圧くらい入れた状態で、タイヤのビートが均一に ホイールにはまっているか 確認します。OKだったら Maxの8気圧まで入れて 一晩くらい放置します。その後 自分の好みの空気圧(私の場合 Minの6気圧)まで落とします。
(空気漏れの検査と ビートをホイールに なじませる効果があるそうです。空気漏れがしたり ビートが均一にはまってなければ、空気を抜いてビートを落とし再度空気を入れるそうです。初めてでしたが いろいろやっている時間を含めて、2本を1時間半くらいで 装着できました)
はめるのに苦労して 半日つぶしたとか、いろいろ事前に読みました。下記の動画が とても参考になりました。要は はめる側のビートを ホイールの最深部に落として、少しでもタイヤの全周に余裕を持たせる事だそうです。
チューブレスタイヤの取扱方法
これは クリンチャー・タイヤ(通常のチューブのあるタイヤ)の時も応用できます。あと チューブレスタイヤの場合は はめる前に、ビートとビートがホイールに接触する部分は 綺麗に拭いておきましょう。埃等の異物があると 空気漏れの原因になります。
慣れてきたら 専用タイヤ・レバーも不要かも知れませんが、専用のは あった方が便利です(はめる最後に2~3回使う程度ですが)。
2015.01.20 追記
下のコメントにも 書いてますが、あれから10本以上 チューブレス・タイヤを入れました。バルブの部分を きちんとはめていれば、通常の空気入れで ビートを上げる事は 可能です。CO2ボンベがあれば もっと手早くできますが。
クリンチャーに比べて 空気は漏れ易いです。特にユッチソン製のは 数日で漏れてしまいます。シーラントを使うのが 前提のタイヤのようです。(IRC製でも1-2週間で漏れます)
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チューブレス対応でないホイールを 強引にチューブレス化する方法も あるようです。ただ メーカーが保障してない上に、下り坂などで高速走行中に タイヤの空気が抜けて はずれるなどの危険性(大事故になる可能性大です)もあるので、あまりお奨めは できませんが。
http://pkracing.exblog.jp/19737551
一度 はずした、チューブレスタイヤを 再装着すると、変なクセがつくのか 原因が不明ですが、通常のポンプで 何十回も速く入れないとビートが 上がらない場合がありました(とっても疲れました)。
いくら速く入れても ダメな場合もあり、CO2ボンベを使って やっと上がりました。CO2ボンベのアダプターは CO2流量を調節したり遮断できたりする物の方が 便利でした。(短期間なら 複数回使えますし)
教訓1:チューブレスタイヤは 出来るだけ着脱しない。
教訓2:パンクは小さい場合は スプレー缶式のシーラントを入れるか(最初から入れおくと 半年程度でカピカピに固まって 取り除くのが大変です)、大きい場合は 穴を裏から何かで塞いで(応急処置) チューブを入れて膨らます。
もう10回以上 チューブレス・タイヤの着脱をやりましたが、通常の空気入れで ほとんどできるようになりました。
写真のように、ビートがホイールとバルブの間に きちっとはまっていれば、ほとんど膨らませる事が可能です。最初 スコスコ抜けても、速く根気良く空気を入れていけば パキパキはまって膨らみます。
ピンバック: チューブレスタイヤの空気漏れの原因 | 生地屋のおやじの独り言
最近チューブレス化し、本ブログ参考にさせていただいております。
中性洗剤について「濃度はあまり関係ないそうです」とありますが、
私が試したところ希釈した中性洗剤ではビードが上がりませんでしたが
希釈せずに使用したところビードがあがりました。濃度が高く粘度が高いほうが上手くいきやすい気がします。
(イチ個人の感想/経験として参考まで 尚、ホイールとタイヤはRS700 とIRC Formura pro x-guardの組み合わせです)
hiroroさん 書き込みどうもありがとうございます。
そうなんですか、私は濃度をあまり気にせずにやってました。でも 複数ホイールを使っていて、1か月くらい放置すると、チューブレスの空気が自然に抜けてしまいます。クリンチャーなら そのまま空気を入れれば OKなんですが、チューブレスだと はずして、また洗剤の塗りなおしで ビートを上げないとダメです。
面倒なんで、私はチューブレスの使用を 止めてしまいました。