こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。その2の続きです。
いよいよ前半の最難関の野麦峠へ 向かいます。(山本茂実の女工哀史ノン・フィクション小説 「あゝ野麦峠」で有名な場所です。映画にもなってます、可憐な大竹しのぶとアクの強い原田美枝子がとても印象的でした) 標高差1,700m程度あり、本ブルベ最大の難所でもあります。
流石は日本アルプスです。6月も半ばだと言うのに あんなに雪が残ってます。暗くなる前に 野麦峠を越えたかったのですが、峠に着く前に暗くなりかけました。暗くなると写真を撮れないので、その手前で証拠写真です(笑)。
ついでに夜間装備(長袖・長パンの着用 アイ・ウェアを透明レンズに交換)に変更しました。そうしていると 立川氏が追いついてきて「パンク?」と 聞かれたので、「夜間装備に切り替えてます。これから寒くなりますよ」と 答えました。すると 立川氏も停車して 夜間装備に切り替えられました。
峠に着いた時には、フラッシュを使えば かろうじてiPhone5で 写真撮影のできる明るさだったのですが、バッテリーが切れてました(モバイル・バッテリーを持っていたので 後で充電を始めました)。これから長い急な下りなので レイン・ウェア上下や薄手の携帯用ウインド・ブレーカを着ていると、立川氏も来られました。
急な下りでは 近いとお互いに怖いので、「一緒に行くと 危ないので、先に行きます」と 声をかけて、行きました。それからは もうほとんどブレーキを かけっぱなしみたいなもので、手が痛くなりました。レイン・ウェア上下と上は薄手のウインド・ブレーカーを着ているのですが、それでも寒いです。特に下は透湿防水素材なので わずかですが風が通ります。
(あまりブレーキをかけ続けていると 温度が上がりすぎるのが怖いので(ゴムが焼ける恐れ)、斜面が緩くなった時を見計らって、前と後ろを 冷やすために交互に離します)
既に暗くなっているので、先が見通せず ライトを最大光量にしても、危なくてスピードが出せません。このような細い急な下りは 明るいうちに越さないと、平均スピードが大きく低下してしまいます。
今回Kita氏のアドバイスで 心拍数を135/分より上げないつもりでしたが、登り坂では 私はどうしても+10の145くらいまで 上がってしまいます(それ以上は できるだけ上げないようにしました)。急な登りでは 時速1桁台になってしまいます。下りでスピードが出せない事は 大きな痛手でした。
(もっとも 野麦峠のような急な細い道の下りでは、明るくても そんなにスピードは 出せませんでしたでしょうが。こうやって 心拍数管理をしっかりしていたので、リタイヤ後も200km近く自走して 愛知県江南市まで 戻る事ができたと思います)
PC(チェックポイント)の暖かいコンビニの中に 2つ席があったのですが、ブルベ参加者のお二人が 先に座ってらっしゃいました。カレー・ライスを買って 寒い外で食べていると、コンビニの若い女性店員が 「席が空きましたよ、中で食べられては?」と 奨めてくれました。最近のコンビニの方は 本当に優しいのですね。でも もうほとんど食べ終わりかけてたので 「もうすぐ終わるのでいいですよ。お心遣い どうもありがとう!」と 丁寧にお礼を言っておきました。
心温まりました。やっぱりこう言う時は 素直にご好意に甘えるのが礼儀でしたね! 次回からそうします(笑)。その4に続きます。
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