こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。
その2の続きです。海岸で景色はとても綺麗なのですが、登り下りが多いのには 閉口しました。激坂と言うほどでは ありませんでしたが、そこそこの坂で数も多いのです。
夜になって 雨が降って来ました。最初は それほどでもなかったので、とりあえずリュック(着替えが入ってます)だけ カバーをかけました。その後 ザーと強くなって来たので、トンネル出口付近の歩道で カッパを着てシューズ防水カバーも装着しました。
樹脂製ですが ほぼフル・マッドガード(ロード・レーサー マーク2)なので、とても快適です。(下からのはねあげも少なく、シューズの裏(クリート穴から水が浸入する)にかかる水も少ないようです。シューズの中は 最後まであまり濡れませんでした)
ただ ガードとタイヤの隙間が ほとんどなく、落ち葉等の異物が 挟まると、取れるまで すごくうるさいです。マッドガードに異常が起きたのかと 思うくらいです。何度か停まった時に 確認してますが、マッドガードやバイクに 最後まで異常はありませんでした。
そうして 約340km地点のチェック・ポイント 道の駅:マンボウへ0時半頃着いたのですが、なんと4時間も貯金ができていたのです。それで3時間仮眠する事にしました。(後半の方が 上り下りも少ないので、たぶんまた貯金ができるだろうと)
iPhoneの目覚ましをバイブレーションで合わせ、耳栓をして寝るのですが、次から次へと到着者が来るので なかなか寝られません。
(小さな携帯用寝袋を 持参されて、それでぐっすり眠った方も いらっしゃったようです。この辺りは 個人差が大きいのでしょうね。寒さは感じませんでしたが、私は眠れませんでした。ここから先 山の中の道で まともに寝られそうな場所はないそうで、マンボウの手前に 小さな道の駅があったので、そこがいいかも知れません)
1時間余り寝ようと努力したのですが、ダメでした。(前夜 そんなに眠ってないし、疲れている筈なのですが・・・) 1時間横になって 目をつぶっていたので、かなり疲れも取れました。このまま いても、眠れそうにないので 出発する事にしました。スタッフの方に よくお礼を言って 出ました。
暫く行くと どうも左ビンディングが、おかしな感じです。カチッとはまらないし、はまったように感じても すぐにはずれてしまうのです。壊れていたのですね(ペダルの下半分がない)。
シューズ・カバーを装着すると ビンディングがはまりにくくなり、夜間なので よく見えず、ビンディングが裏返しのまま 力を込めてはめこんだせいだと 思います(タイムのビンディングは 裏返しで、無理にはめこむと 壊れると聞いた事があります)。
夜間走行は このビンディングで何度かしてますが、シューズ・カバーをしたのは 初めてでした。暗澹たる気持ちになりました。まだ 250kmくらいビンディング無で 走らないとダメです。真剣にDNF (Do Not Finish) を考えました。(効率が悪くなるので)
(やはり 機材は少々乱暴に扱っても、壊れないものがいいですね。もうブルベでは、このタイムのビンディングは使わない事にします。サイクルショップの親父さんが 「タイムは壊れ易いので、うちでは置いてない」って おっしゃられた事が、納得できました)
「3時間 貯金がある筈だから、行ける所まで行ってみよう、なんとか なるだろう! ペダルが壊れて心棒だけで 数百km走行した人も いるのだし。」
って 続行する事にしました。
(ただ 長い時間や力を込めたダンシングは、できなくなりました。お尻も痛くなってました(雨で濡れて 皮がふやけたせいと、インナーのパッドが安物で 合わなかったせいだと思います。100-200kmくらいなら 問題ないインナーなんですが)し ダンシングできないのは ちょっと不安でした)
それから暫く行くと 下りになりましたが、まだ暗いですし 山の中の道で街灯もなく見通しがききません。雨も少し降っていて 路面も濡れています。スピードがあまり出せません。やはり マンボウかその前の道の駅で ぐっすり寝て、明るくなってから 下りを下るのが正解ですね。
その4に続きます。
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