その1からの続きです。
屋外有線LANは 空中架線が一番簡単ですが、雷で機器が被害を受ける可能性があります。稀にトラックや車が通る場所ですので、かなり高い所を通す必要もあります。また地表に這わせるのも、人が引っかかってつまずいたり 車が通った時に断線する危険性があります。なので 地中埋設を選択しました。
屋外LANケーブルを 塩ビ管に通してから、地中に埋没する算段です。長さを測ったら約20mでした。余裕を見て30mの屋外LANケーブルを発注し、事務所建物の外に出すために 扁平な窓用LANケーブルを使うことにしました。この扁平ケーブルの屋外側は 防水仕様のコネクタ(テープを巻くだけですが)で接続します。
また 細い所を2箇所程 LANケーブルで通すので、ケーブルのコネクタをかしめる工具も注文しました。
(これ中国製ですが、接続検査機器もついて なんと2,019円なんです! 恐ろしい世の中になったものです。数回しか使わないなら これで十分だと思いました)
LANコネクタをかしめる工具セット
30mの屋外用LANケーブルが来た時点で 一度接続テストをしてみました。ケーブルを事務所から自宅まで 引っ張って、ノートパソコンを接続してみました。当然ですが、きちんとインターネットに接続できます。
塩ビ管を買いに行ったら、4mの長さのが4本しか在庫がなく 足りません。二重の耐圧ホースなら30mのが安く売ってます。継ぎ手を含めた塩ビ管一式の8掛けくらいの総額で 買えます。これで 埋設する事にしました。
それらの機材が揃った所で、先が三角のシャベルで 地面を掘り始めました。深さ5cm程度と思いましたが 車の通る場所が大半で、踏み固められていて とても固いのです。全然作業が進みません。つるはしを買ってくる事にしました。
4千円弱しましたが、効果絶大でした。かなり能率良くなりましたが、それでも半日ずつ二日 のべ丸一日かかりました。もう歳で このような労働にも慣れてなくて、情けない事に 半日しか体力が持ちませんでした(笑)。腰も少し痛くなりました。
掘り終わったので、耐圧ホースに屋外用LANケーブルを 通そうとしたのですが、LANコネクタの頭が ホースの内径に対して、あまり余裕がなく 1mくらいしか入りません。コネクタを切って 線だけで通しました。ホースは可能な限り真直ぐしたのですが、ケーブルが中で湾曲して抵抗になり 3-4mくらいしか入りません。
塩ビ管にすれば良かったと大いに後悔して、途方に暮れました。針金を先に通して引っ張る方法だと 針金を通す時に中を傷つける可能性もありますし、20mもの長さを うまく通す自信もありません。20m以上の長さの 太めの針金を買ってくる必要もあります。(他の方から 太いテグスを使ってはと 後からアドバイスをもらいました)
屋外用LANケーブルなので 外側は硬質プラスチックのようで、被覆は2重になってます。外も暗くなりかけ、寒くなってきました。直接埋没する事にしました。その3へ 続く。