日別アーカイブ: 2011年4月16日

たばこの煙でも 暫定規制値以上の被曝をするのですね!

こんにちは! 布生地通販の生地屋店長です。

  • 昨日 ベクレルとシーベルトの換算について書きました。その過程で面白い事実を発見しました。
  • 「毎日たばこ1.5箱を吸う喫煙者と同居している人が 副流煙から受ける年間の線量」が1.2ミリシーベルトらしいのです。
    放射線被曝の例 (ページ中段のあたり)

 

  • また「1日20本の喫煙で胸部レントゲン1枚弱の被曝量と推定されます」とか。
    喫煙者って内部被曝してますよね?
  • レントゲン写真1枚当たり0.1~0.3ミリシーベルトらしいので0.2と仮定して 1日あたり
    喫煙者は 0.2ミリシーベルトの被曝
    同居者は 1.2ミリシーベルト/365日/30本x20本=0.002ミリシーベルト
    (1箱20本のたばことして。1.5箱は30本で計算)と だいたい桁数があった話になってきます。(喫煙者は間接喫煙者の100倍被曝している。喫煙者は間接喫煙者の100倍も悪さされてるって 納得できそうな値ですよね)

ヨウ素131の暫定規制値2000ベクレルで 食品例えばほうれん草1kgを食べると 死ぬまでの間の50年間に0.044ミリシーベルト=44マイクロシーベルト被曝する(昨日のブログをご覧になってくださいませ)。つまり 喫煙する事の方が はるかに多く短時間で被曝すると言う事ですよね。

(ほうれん草200gしか食べなければ 被曝量は1/5の 9マイクロシーベルト程度になります)

たばこの被曝は 肥料などに含まれるポロニウム210らしく アルファー線(ヘリウムの原子核)で紙一枚で防げるのですが、体内に入ってしまうと もう防ぐものもなくヨウ素131のベータ線(電子と陽電子)より被曝の被害は大きいのです。たぶん肺がんの大きな原因の1つなのではないでしょうか?

(放射線は 離れていれば距離の2乗に反比例して弱くなりますが、体内にあると ほとんどそのままの強度で被曝することになります)

そもそも 喫煙の習慣自体が 今レベルの放射線を仙台などで浴び続けるのよりも 放射線に関係なく有害であると言う人もいらっしゃいます。

事故発生時から積算で10ミリシーベルトは 避難指示検討地域になるらしいのですが、1日20本タバコを吸っていると0.2ミリシーベルト弱被曝することになります。つまり2ヶ月(50日以上)くらいすると10ミリシーベルト程度になるって話ですよね!

(積算は屋外での話ですので、屋内退避(絶対に必要なとき以外外出しない)していれば、これより少ない被曝になりますが 喫煙者はそのままです)