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金融リテラシーや投資について

ドルコスト平均法による積立投資を20年以上続ければ、大概プラスです!

下記の記事を 梅屋敷商店街のランダムウォーカーさんのブログで知りました。

積み立て投資 成否分ける悲観相場で続ける「我慢力」

  1. 1995年から 10年間日経平均にドルコスト平均法で 毎月積み立てると、2007年までの始めた年の13回のうち、6回はマイナス。
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  2. 15年間でも 8回中4回はマイナス。20年間では3回中全部プラス。
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  3. どの年から始めても、2016年時点では 全部プラス。

つまり、マイナスになっても 止めずにずっと続けいれば、ほぼプラスになると言うことです。とくに バブル崩壊やITバブル崩壊の後も ずっと続けていれば、安値で買えて 5-7年後には 大きなプラスになってます。

世界株式(MSCI-KOKUSAI 円建て)に投資した場合も ほぼ同様で、10年間投資して 13回のうち4回はマイナス。2016年時点では いずれの年から始めても 全てプラスでした(下記グラフ参照 上記の”積み立て投資 成否分ける悲観相場で続ける「我慢力」”のページより引用)。

積立投資は我慢

積立投資は我慢

NISA 結構利益上がってます!

初年度から 枠一杯にやってますが、配当金(NISAでは課税されない)の13万円弱を含めて 約20%の利益率(大半含み益  2017年7月6日の数字)です。各年の投資銘柄で 全額これらにしています。

  1. ニューヨーク市場のETF VT(世界株式型 端数分はグローバルリートの投信)
  2. 同上
  3. ニッセイ外国株式インデックス
  4. ひふみプラス

トランプ効果や円安 年初からの日本株の値上がり等で、かなりいい環境で 結構利益が上がてます。こんな調子では 続かないと思いますが、今のところ 順調です。

NISAは、受け渡し日ベースで 1/1-12/31が年度です。なので 12月に投資すると 4年と一ヶ月弱しか運用期間がなくなります。一般的に 運用期間は長いほど有利です。

NISA枠120万円/年は 次年度以降に繰り越せません。もし NISA投資がまだだったり、枠が残っていたら 早い投資を強くお奨めいたします!

高利回りにつられて、外貨預金や海外債券の投資信託をやってはいけません!

外貨預金や海外債券型投資信託

外貨預金や海外債券型投資信託

3-12%くらいの高利回りのものが あります。ですが 現地通貨建てです。そのような国は インフレ傾向で、毎年為替が下落します。インフレだから 高利回りなんです。将来換金時に 為替で元本割れの危険性さえあります(逆なら 万々歳ですが、そんなリスクを冒す必要は全くないと思います)

長期的には 為替が下落して、国内金利と大差なくなると言われてます。そのようなマイナーな通貨(ペソ レアル ランド等)は、両替手数料もバカ高く、往復でかかりむしろ不利です。

(そうでなければ、マイナス金利で 少しでも利回りの高い運用先を血眼で探している 国内の債券型を主にやる機関投資家の資金が、大量に流れ込む筈です)

私は 毎月分配型投資信託同様 錯覚を利用した、買う方に不利な金融商品だと思います。(向こうはバカ高い両替手数料等で 確実に儲かります)

投資信託の基準価額に基本的に割高割安はありません!

投資信託

投資信託

よく銀行や証券会社の営業マンに 「この投資信託、昔は(基準価額)7千円もしてました、今は4千円ですので 買い時だと思います。」と 言われませんか? 毎月分配型投資信託 外貨預金 外貨建て保険等と同様、錯覚を利用した販売手法です。

彼らは販売の専門家で 投資の専門家ではありません。投資信託は 大概基準価額1万円から始まってます。運用が下手だったり 分配金を過剰に出したり コストが高かったから、7千円→4千円と値下がりしているのです。

(だいたい 毎月分配型の投資信託や EB債等の仕組債を、投資の専門家だったら 絶対に奨めません)

資産が大きく値下がりしているので、例えば10%上がっても 7千円なら700円上がりますが、4千円なら400円しか上がりません。

(悪質な投資信託の中には、割安に見せるために、毎月分配金を過剰に出して 基準価額をわざと下げたり、その分配金の高さ(何割かは元本払い戻し)を宣伝文句にしたり するものさえあります)

また 基準価額が逆に4-5万円のものさえあります。運用が巧みだったり ほとんど分配金を出してなかったり(その方が 複利効果と課税繰り延べを 最大限享受できます) 環境が良かったりします。必ずしも割高とは言えません。

過去の高成績は 未来を必ずしも約束するものでは ありませんが、私なら4千円の投資信託より 4-5万円のを買います!

 

少額の積立投資から始めませんか?

毎月 楽天証券なら100円から SBI証券なら500円から、積立投資ができます。他のネット証券でも 大概のところは千円から積立できます。このくらいの金額なら 別に配偶者や親に相談しなくても、始められるのではないでしょうか?

(ネットの自動化の恩恵です。人手を介してた頃は 最低1万円からでした。数百円では コストが合わないと思います。積立でなくスポット買い(一時買い)は 現在ネットでも1万円からです)

やりながら勉強するのが、一番上達が速いと思います。ネット証券に資料請求して、口座を作り 少額の積み立てを始めませんか? そうして おいおい勉強していけばいいと思います。

去年私はNISAで ニッセイの外国株式インデックス、今年はひふみプラスを買いました。下図のように トータルでそこそこの含み益になってます。来年もひふみプラスを 買おうとおもってます。

NISA投資の成果2017年6月

NISA投資の成果2017年6月

NISAの特性上 12月に買うと、実質4年と1ヶ月弱しか 運用期間がなくなるので、去年も今年も4月までに、NISAの枠を全部使い切ってます。

(念の為に書きますが、投資信託の基準価額は 当然変動します。下がったり元本割れの危険性もあるので、投資判断は自己責任でお願いします)

確定拠出年金の初期設定から変更のお奨め

確定拠出年金イデコ iDeCo  DC)は、

  1. 全額所得控除で始めた年の所得税(率5-40%)と 翌年の住民税(大概の人が10%)が下がります。合計で15-50%も 節税による実質利息が2年でつきます。
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  2. NISA同様 運用期間中の利益に課税されません
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  3. もらう時も 退職金控除と公的年金控除の併用が可能で、ほとんど課税されないか 税率を低く抑える事が可能です。

と3度美味しい制度になってます。ですが、

  • 積立は60歳まで(運用は70歳まで可)
  • 原則60歳より前には 下せません(老後の為には むしろ望ましい)

と言うデメリットもあります。非常に有利な制度ですので、120%の活用を強くお奨めします。

しかし、初期設定の元本確保型にしている人が 非常に多いそうです。これでは ほとんど増えません。利益に課税されない利点を ほとんど捨ててます。下記サイトで 計算できますが、例えば毎月2.3万円 20年積み立てて、運用した場合 積立総額552万円が

積立簡単シュミレーション

  1. 元本確保型で年平均0.1% 5,575,335円
  2. 少しリスクをとって年平均4.0% 8,435,816円

と1.の場合は5万円程度しか増えず、300万円近くも 少なくなってしまいます。ぜひ拙著ブログの下記等を参考に、初期設定から変更しましょう。

アセットアロケーション(資産配分)で 長期投資の成否は決まります!

下記は私の確定拠出年金の例です。今年の初めまで スルガ銀行で、「新興国株式型」で運用してました。大失敗で、移管時には ほんの少しマイナスでした。ひふみ年金に変えたくて SBI証券に移管しました(ひふみ年金は、このブログ執筆時点で SBIでしか買えません)。

まだ6ヶ月強しか運用期間がありませんが、既に8.1%の含み益が出てます。勿論 環境が良くて運も良かったのだと思います。(投資信託ですので、元本割れの危険性もあります。勿論 他の資産クラスにも きちんと分散投資していて、確定拠出年金には 期待リターンの高い「ひふみ年金」を100%割り当ててます)

確定拠出年金20170620

確定拠出年金20170620

本当にお金が増える投資信託は・・・のお奨めの投信積立ます!

本当にお金が増える投信は

本当にお金が増える投信は

ひふみ投信のように インデックス投信より好成績を上げるアクティブ投資信託は 少数派ながら確かに存在します。そんな投資信託をファンドアナリストが集めた本らしいです。

「本当にお金が増える投資信託は、この10本です」 篠田尚子著
https://goo.gl/BQyOcs

フォトリーでざっと読みましたが、理論や選別方法にはある程度納得できました。後は自分で確かめるのみ(笑)。

私のメインはSBI証券ですので、比較の為に 楽天証券で少額積立(千円/月)で 9本(セゾンの資産形成の達人は、買えませんでした。楽天証券でも確定拠出年金だけらしいです)全部千円ずつ積立設定しました。

ついでに、「たわらノーロード TOPIX」 「ひふみプラス」 「SBI 中小型割安成長株ファンド(年2回) 『愛称 : jreviveII』 」(他の方から これも成績が大変良いと 教えてもらいました)の3本も加えて計12本、比較の為に積み立てる事にしました。

半年一年後の結果は またここで報告させていただきます。

楽天で最初の1年管理手数料無料です! 10万円越えれば無料、確定拠出年金

確定拠出型年金 イデコ iDeCo DC

確定拠出型年金 イデコ iDeCo DC

確定拠出年金(イデコ iDeCo DC)は老後の為の 最強の制度です。全額所得控除ですので、所得税と住民税を払っている人は 2年間で15-40%もの節税による 実質確定利息がつきます。こんなに短期間で確定高利回りの金融商品は 他にありません。

楽天証券で 最初の1年間管理手数料無料 残高10万円以上で 同様に無料のキャンペーンをやっています。個人型をMax.やれば 2.3万円/月で 1年間で10万円は越えます。無理なら毎月8,400円以上やれば 越えます。

(他に毎月数百円程度の諸手数料かかりますが、それは どこで開設してもほぼ同じです)

確定拠出年金は 原則60歳まで引き出せない等の デメリットもありますが、老後の為には むしろ望ましいです。NISA同様 利益に非課税、もらう時も 退職金控除と年金控除を組み合わせ可能で、ほとんど課税されないか、課税されても 低く抑える事が可能です。

国が用意した老後の為の 優遇制度です。利用される事を 強くお勧めいたします。

国内株式型ETFのお奨め

ETFのお奨め

ETFのお奨め

買ったりするのが 面倒でなければ、資産配分国内株式型は 東証のETF(Exchange Trade Fund 上場投資信託)が お奨めです。毎年日割りでかかる信託報酬が安い為です。これに対して 一般的に「投資信託」と呼ばれているものは 「公募型投資信託」です。

比較すると下記のようになります。

自動積立 販売手数料 信託報酬 再投資
ETF 株と同じ 安い 自分でやる
公募型投資信託 無料のものあり 高い 自動設定可

信託報酬を含めたコストの差は 下記のようです。

ETF:MAXISトピックス(1348)        0.13%
...上場インデックスTOPIX(1308)     0.10%
公募型投資信託:ニッセイTOPIXインデックス 0.29%

でも まあ0.2%程度の違いですので、100万円買っても 年2千円程度しか違いません。10年やっても2万円程度です。国債の変動10の利回りが 現在(2017.05.09) 0.05%ですので、大きいと言えば大きいですし、大した事ないと言えば そうです。長期になれば なるほど効いてきます。

ETFは年一回以上決算をして 利益を分配するので、課税繰り延べ効果を損ないます(利益に20%強課税)。自動積立のほったらかし投資もできない等で、買い付けや分配金再投資の手間がかかります。

それらが 面倒でない人は、ETFを買われれば いいと思います。国内株式型以外のETFも 沢山ありますが、商い量がまだ極端に少なく 数十万円程度ならいいですが、100-200万円になると かなり売買に不自由します。

その場合は ニューヨーク市場等で ETFを買われれば いいと思います。種類も大変豊富ですし、商い量も巨大です。

参考:海外ETF買うのに ドルへの両替が1ドル当たり1銭でできる裏技(SBI証券のみ)

公的年金(国民年金、厚生年金等)には民間が絶対に真似できない利点があります!

公的年金の大きな利点

若い方を中心に、「どうせ払った分だけもらえなから、年金を払わずに自分で貯めます!」って方がいらっしゃいます。私は大きな間違いだと思います。公的年金(国民年金、厚生年金等)には、民間会社が絶対に真似のできない利点が あります。

  1. 死ぬまでもらえます、たとえ120歳まで生きても ずっともらえます
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    (その頃になると 不動産収入等なければ、収入の道は ほぼ年金だけになります。国民年金で月額6万円と低い年金でも、毎月もらえれば大きな安心感につながります。本人が亡くなっても、遺族の方が 遺族年金か一時金がもらえます。
    私の義理の祖母は 祖父のところへ後妻でお嫁に来て、父の年齢に近く まだ健在です。祖父は62歳くらいでなくなり、あまり年金の恩恵をうけませんでした。その分 祖母が長年遺族年金をもらい続けてます。祖母は亡くなるまでもらえます)
  2. 基本物価スライドします(インフレに強い。ソ連崩壊後起こった高インフレで、旧ソ連国の年金生活者は 大きな打撃をうけました)
  3. 払っている最中に 不幸にして身体障害者になっても、その時点での年金が そこから死ぬまでもらえます。

    (身体障害者になると 収入の道がなくなるか、額が低くなります。死ぬまでもらえる年金は大きな助けになるはずです。
    程度にもよりますが、精神疾患や人工透析でも障害年金がもらえるそうです。
    過去に大学生が 年金を納めずに 事故で身体障害者になり、裁判を起こして 年金の支給を求めましたが、敗訴しています)

年金財政は破綻してしまうと言う方も いらっしゃいます。確かにその可能性はゼロではありませんが、政府も給付抑制や納める年金の段階的引き上げ、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)での増収策(資産配分の改善)等、いろいろ対策しています。破綻する可能性は 非常に低いと私は思います。