実例で説明 仕組債(EB債はその一種)は 買わない方がいいです!

基本 銀行や証券会社 保険会社 FP(ファイナンシャルプランナー)等が、積極的に奨める商品は 損するか効率が非常に悪いと (非常に悲しい事ですが)疑ってかかった方が無難です。
例1:実例で試算 (外貨建て)生命保険等で資産形成は非常に効率悪いです!
例2:実例で試算 個人年金は非常に効率悪いです!

金融リテラシー(マネーリテラシー)が低いと 簡単に引っかかってしまいます。

例えば ネット証券等から良くくる 下記のようなEB債(Exchangeable Bond, 仕組債の一種)の勧誘メールです。ネット証券に口座を作られている方は 良く見ると思います。

「多くのお客さまからご好評をいただいております“利率確定型”のEB債が、本日より販売開始となりました!
本商品であれば、利払い日の利率が“年率6.00%(税引後4.781%)”であることが確定しています!」

その商品です。売れたら この証券会社に きっとがっぽり手数料が入るのだと 思います。
https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_bond&cat1=bond&cat2=japan&dir=japan&file=comment/bond_japan_R4182_01.html&_scpr=ad%3d170227_bond_all_hmail_01_03

確かに年率6.00%は 確定しています(この勧誘文章自体も 非常に問題の多い誤解されやすい文章だと思いますが)。ですが 株価がある水準より値下がりすると、そこで終わりになり 「その値下がりした株券と、その期間に合わせた利回りのお金(たとえば4ヶ月なら 6%x4/12月=2%)がもらえるだけ」 なのです。たぶん かなりの確率で損します。利益は上限6%だけど(実際は1年半なので9%)、損する時は 30-50%くらい損する事もあるみたいな感じです。

(数回くらいは 運よく儲けられても、続けて行くうちに それまでの利益全部を吹っ飛ばすような 大損をする可能性が 非常に高いです。よくYahoo知恵袋でも、「債とつくから 安全かと思ったら、7掛けになった 半減した」との悲惨な相談を よく見かけました)

仕組債は、「ド素人が たぶんこの条件なら、儲かると思ってひっかかるだろう」と言う 条件設定されてます。決して ひっかかっては いけません。また よく理解できないものには 投資しない のは鉄則です。(私でも 上記のリンク先の説明は よくわかりません)

発行者の儲け = 購入者の損

と 考えて大きな間違いは ないです。発行者が非常に儲かるので、販売手数料もがっぽり出せるのです。

いつも消費者の為の記事を多く書かかれている 山崎元氏も明確に禁止すべきだとおっしゃてます。

詐欺的商品「EB債」の個人向け販売は禁止すべき

(金融資産3億以上とかの資産持っている人には、このような商品は 絶対に奨めません。何十回以上も取引する可能性が高く、損させると 資金を全部引き上げられてしまいます。実際 某儲かっている中小企業の社長は 何社もの証券会社と取引して、大きな損をさせたところからは 全部資金を引き上げていたそうです。そうなると 営業マン(一人で一人受け持ちでは ないでしょうが、たぶん専任の人がつくと思います)も必死で、不利な金融商品など 絶対に持ち込みません。

ただ わからないのは、地方自治体とか私立大学等に 仕組債を奨めて、大損させ 裁判沙汰になっている事です。どうして 上得意のこれらの団体に 損な仕組みの金融商品を奨めたのか? 営業マンに金融リテラシー(マネーリテラシー)が なかったのか?)

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