GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式比率を増やすのは 当たり前です

どこの国のどの年金基金も 35-50%くらいは株式(又は 株式型のETF等)で運用してます。今までの国内債券(主に国債)60%なんてのが 機会損失の異常な責任回避の馬鹿げた比率だったのです。

(いずれも%)改訂前 改訂後
国内債券   60   35
国内株式   12   25
海外債券   11   15
海外株式   12   25
短期債券    5    0

改訂前の低割合でも 3年前は10兆円ちょっと 一昨年は10兆円くらいの収益を ほとんど株式(主に海外株式)から 上げており、総資産137兆円(平成26年度第3四半期末)と言われるGPIFの収支改善に非常に大きく貢献しました。株式比率が高ければ もっと収益を上げられました。

平成25年度運用状況ハイライト (リンク先は 常時最新のものになるので、2015年3月から 時間が経つと 最新の運用状況になります)
平成24年度運用状況

(たぶん 他国の年金基金は、同じ期間内に この倍くらいの割合で 収益を上げたものと思われます)

去年・今年は国内株式での 大きな利益が期待できそうです。平成26年の第3四半期だけで6.6兆円の収益を 上げてます。勿論 景気浮揚の為の 株価押し上げ効果も、目的の1つに 当然なってます。

平成26年度第3四半期運用状況 (リンク先は 常時最新のものになるので 2015年3月から 時間が経つと 最新の運用状況になります)

(低金利で国債の利率が非常に低いのは、ご存知の通りです。マスコミは リーマンショックとか損した場合に、「国民から預かっている大切な資産を 危険な株式で運用して・・・」と センセーショナルに書きますが、得した場合の扱いは 小さいです)

勿論リスクは0ではありませんが、低収益の安全資産である国内外の債券と ミドルリスク・ミドルリターンの株式を 組み合わせるのは、資産運用の常識です。(ただ 数%割合が多い少ないは 議論の分かれるところだと思います。例えば 国内株式比率の25%が 20%がいいのか 30%がいいのか)

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式比率を増やすのは 当たり前です」への3件のフィードバック

  1. じゃがのり

    知恵袋で回答頂いているものです!マスター様は金融に詳しいのでしょうか?何をなさっていたかたでしょうか?
    写真を拝見して年金と配当で悠々自適の生活を送っておられる様に見受けられます、宜しければ良い商品や銘柄ございましたらアドバイスお願いします。

    ※私は石川県に住んでおります、自営業ですが開店休業状態で投資で何とかならないかと無い頭使ってるのですがカモ状態の(人には言えない)昨今であります。

    返信
    1. kijiya 投稿作成者

      じゃがのり さま

      書き込み どうもありがとうございます。年金をもらうにのは まだまだ先です。私も 福井県で自営で食ってます。私も初期の5年間くらいは 高い販売手数料と運用報酬の投資信託を 買ってました。

      自己紹介
      http://kijiya.org/?page_id=1245

      資産形成と老後の為に 10年以上前に、投資信託から 始めました。自営業の傍らですので、投資には あまり時間を かけてません。

      ここから 読み始めてください。銘柄等も 紹介してます。考え方等を 理解されてから、銘柄選択を 行った方が 遠回りのようで 応用がきき いいと思いますよ。

      これから投資を始められる方へ
      http://kijiya.org/?p=11796

      返信
  2. ピンバック: アセットアロケーション(資産配分)で 長期投資の成否は決まります! | 生地屋のおやじの独り言

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