こんにちは! ジョーゼット布生地通販の生地屋店長です。
- 「ヨウ素131は それほど怖いものではありません」のブログに 反論があって気になったので きちんと調べてみました。(店長仲間から伝聞でなく一次資料にあたれとも 言われましたし)
- 野菜や他のものも調べてると とっても時間が足りないので、飲料水だけに絞って調べてみました。
- 結論から書きますと
・平常時:WHOのガイドラインの規制値 10ベクレル/リットル
(1年間総計760リットルの水を飲み続けたとして 1万人に一人その人が死ぬまでに 放射能の影響で何らかの障害が出る)・原発等の事故時:国際放射線防護委員会の勧告 3,000ベクレル/kg
(多少の誤差はありますが、1リットル=1kgと考えて 大差ありません。ここまでは短期間なら安全と言う勧告)
の間の安全側をとって暫定規制値 300ベクレル/リットルと 決めたようです。(乳幼児は影響が大きいので100ベクレル/リットル)
- 決めた詳しい内容は 東大の放射線治療を担当されるチームのブログにありました。
- WHOのガイドラインも 偶然日本語訳を見つけました。P198(PDFの番号は225)の14行目あたりに「推計学的健康影響の推定生涯リスク10のマイナス5乗(1万人に一人)が得られ、この値は他の健康リスクに比べると低いと考えられる。」と書かれてます。
- 10ベクレル/リットルと言う値も ガイドラインのP203(PDFの番号は230)の表に「131 I」(ヨウ素131)のところに書かれてます。
まあ 人それぞれだとは思いますが、一時的に300やそれを少し越えた程度の飲料水が そんなに大騒ぎするレベルだとは わたしは考えにくいのですが。それが何日も何週間も続けば 問題でしょうが、1~2日で100ベクレル/リットルを下回ってしまいましたから。
まして1万人に一人が 生きている間にかかるリスクって、WHOのガイドラインでも 他の病気になる(たとえば伝染病にかかる等)リスクに比べても低いと言ってます。
気分的には 飲まないにこした事はありません。ですが 水分不足で脱水症状などの危険性がある場合には わたしなら飲みます。
・あれから 原発から30km離れた場所の地表とか 原発の排水口の海水からとか 深刻な数値が検出されてます。あまり楽観的なことも言えなくなってきましたね。
・ただ いたずらに危機感を煽るようなほんの一部のマスコミとか インターネットの書き込みとかに 惑わされる事なく冷静な対応をして欲しいと願ってます。
・飲料水は摂取制限が解除されたり、食品も2回暫定規制値以下なら 出荷制限が解除されたりと、収束の方向に向かっているのは 幸いです。特に放射性物質のヨウ素131は 半減期が8日と短いので 2~3週間たてば 数値は急激に下がると思います。(新たな漏えいがなければ)
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