こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。
一時期より販売額が落ちたとは言え まだまだ結構売れているようです。ですが 例えば8%の分配金(例:1,000円買って80円の分配金)を約束していて 運用益が3%しか上がらない場合、5%分は元本を取り崩して分配しています。(2015.02.04訂正:元本は950円になり、基準価格も80円(分配金分)下がります。そこから さらに運用報酬等が毎月月割りで引かれます)
ですので、10年後に元本がマイナスになる確率は9割なんだそうです。(過去10年間 平均すると100万円が78万円になるらしい)
証券会社等は 「毎月決まったお金を 受け取りたいリタイヤした人等に ニーズがある」なんて 言ってますが、投資信託はいつでも売れるので 自分で計画的に 売っていけばいいだけの話です。最近は 事前に決めたとおりに現金化する投資信託も あるそうです。
毎月分配型の投資信託は 欠点だらけで(経済的合理性がありません)、
- 運用益が上がれば 20%強の税金を払いながら 分配されるので、税金分だけ 複利効果が薄れます。(元本取り崩し分には 当然税金はかかりません。自分のお金を払い戻されてるだけですから)
. - 毎月一定額の現金を用意しないとダメなので、運用効率が落ちる(まだ持っていた方がいいと 思っていても 資産(債券や株)を売らなければならない)上に、手数のかかる運用をさせられるので 運用報酬が高目
. - 分配金を再投資しなければ、その分の複利効果も なくなる(儲けだからと 安易に使う誘惑が強くなりますよね)
このような投資信託を 資産形成を目的に奨める営業マンは、信用しない方がいいです。(営業マンは 大概販売手数料が高いものを 奨めてきます。高運用報酬からも 一定額が販売会社に支払われるしくみのものも 多いです)
資産を形成するのが目的でしたら、当然年1回の分配金配当型(年1回決算)を 選ぶべきです。このような合理性のない元本取り崩しの毎月分配型の投資信託が、沢山売れているのは日本だけです。
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たまにブログ等で 「毎月何十万円の配当と分配金を もらって、こづかいにしてます!」等の 記述を見かけるのですが・・・。株式の配当なら 利益から出ているので、問題ないです。
ですが 投資信託の場合は、上記のように元本を取り崩して 配当している場合が多いと思います(タコが足を食うのたとえから 「タコ配」と言うのだそうです)。購入した時より 基準価格が下がっていれば たぶんタコ配してます。