その2の続きです。天橋立からが 大変でした。標高差100mクラスと そんなに高くはないのですが、激坂がいくつも 続きます。事前に 教えられていたので、覚悟してましたが それでもきつかったです。
PC(チェック・ポイント)で マウンテン・バイク(前輪にダンパーの付いた 重い車体)の方と 一緒になりました。この方 先おとといのBRM502 300kmは完走されたのですが、その次のBRM503 400kmは途中リタイヤしたそうです。この重い車体で 600kmを過去に何度か 完走されているそうで、とても すごいと思いました。
(敦賀辺りで 道を間違えられたのを 後ろから見つけて、大声で呼びかけたのですが、聞こえなかったらしく 先に行かれてしまいました)
若狭の海に続いて 丹後の海も、とても綺麗で感動しました。
丹後の海
城之崎温泉に向かう途中で あの名古屋の鉄人K氏に 追いつきました。K氏は 道の駅等で ゆっくり飯を食ったり 適当にコンビニ等で補給していたので、時間がかかったみたいでした。暫く追走していたのですが、なんとかついて行く事ができます。
聞けば、香住あたりに 「笑ら」と言う 美味しい海鮮丼を出すお店が あるらしいのです。このまま ついていけば、私もそこで海鮮丼に ありつけそうです。
ですが、平地ならついていけたのですが、激坂の下りになると 全然ダメでした。ついて行くのは 100年早い事を思い知らされました。おまけに 前日GPSの地図が読み込めなくて GPS(eTrex20)をリセットしたりしたので、GPSのバックライトが 常時ONになりません。既に暗くなっていて、K氏に離されると 道がわからなくなるのです。
(前日はいろいろやっている内に 地図は読み込めました。原因はSDカードの接触不良でした。そう言えば、ブルベ・スタートの早朝 GPSのバックライトが暗かったです。街灯の多い市街地を 通っていたので かろうじて見えました。「なんだか 画面暗いなあ~」くらいに 思ってました。そのうちに 明るくなったので、気に留めませんでした)
実際に 分かれ道で、間違えて坂を下りてしまいました。方向感覚が狂ったのか、来た道を降りて 後続のブルベ走者に出会って 気がつきました。その方たちについて 城之崎温泉までは なんとか たどりつきました。
(走行中 念のために、600kmのブルベ走者かどうか 確認しました。この日は なぜか夕方からすごい寒さになってきました。まるで 冬のブルベのような寒さでした)
そうしたら、K氏が待っていてくれたのです。そこから 暫く一緒に走りましたが、やはり 激坂の下りは全然ついて行けません。ちぎれたので 意を決して止まって、GPSのメニューを操作して なんとかバックライトを常時ONにしました。
サイコンのGarmin500の電源も 落ちそうだったので、バッテリーにつなごうとしますが、ホルダーの縁が 邪魔になって つなげません。やっぱり 事前にテストしてみるべきでした・・・・・(大汗)。
香住についたのですが、笑らの場所が わかりません。K氏に電話したのですが、ブルベ中は電話を受けつけない設定にしているみたいでした。iPhoneでマップも見たのですが、この辺りは 笑らはおろか コンビニ(駅の近くにある事は K氏から聞いてました)さえも登録されてません。
コースを自転車で 暫く行ったり来たりして、笑らやコンビニを 探しました。ちょっと途方にくれました、ここ食事するつもりで 城之崎のコンビニでは ろくに食べてません。お腹も減りかけてました。とにかく 補給しないといけないので、手持ちのカロリーメイト半箱と羊羹を 食べました。
(カロリーメイトは これでなくなりました。羊羹は まだ一つ残ってましたしたが、少し心細かったです)
ブルベを再開すると 世の中こんなものですね、夜の10時頃で 人気は全くなかったのですが、犬を散歩する人に出会ったのです。コンビニへの道筋を 教えてもらいました。その道筋を たどっていると、ブルベコース上に深夜もやっている 飲み屋さん兼食堂があったのです。
食欲は少ししかありませんでしたが、ここで食べておかないと またいつ食べられるかわかりません。海鮮丼はなかったので 野菜炒めを選びました。コンビニ弁当だけだと 野菜が少ないので、去年の600kmで 強度の便秘(食事中の方 すみません)になってしまった反省からでした。
最初は全部食べられるかどうか不安でしたが(こんなことなら カロリーメイトも羊羹も食べなければ良かったのですが、結果論です)、流石はブルベ中、食べている内に 完食できました。
鳥取砂丘に着く前に コンビニがあり、そこで 眠気覚ましにホット・コーヒーLサイズを飲みました(仮眠するつもりでしたが、コーヒーが効き出すのに 最低30分くらい かかりますから)。ブルベ走者2人が先に コンビニ内で仮眠してます。あのうら若い女性走者のY女史も 後から来て仮眠しました(やはり かなりの猛者で女性にしては速いです。38時間くらいで 完走してました)。私も30分くらいは うとうとしたのですが、良く眠れないので 先に出発する事にしました。
その4へ続く。