「経済的な合理性はなく、それをしないと経営が成り立たない販売会社には社会的な存在意義がない」(金融庁幹部)

こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。

有名な投資信託ブログ 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんの 記事より引用です。
経済的な合理性はなく、それをしないと経営が成り立たない販売会社には社会的な存在意義がない」(金融庁幹部)

投資信託の

  1. 過度な回転売買(平均2.2年で 買い換えさせる)
  2. 元本を減らす過度な特別分配金

を 問題にしています。

1.は 一般投資家の保有する投資信託を売らせて、その代金で 新しい投資信託を買わせると言うものです。新しい投資信託を 買わせると、販売会社には2~3%の手数料が 入ってきます。平均2年程度で 次から次へと回転売買させて 手数料を荒稼ぎすると 言うものです。

(一般投資家は、手数料分だけ 運用成績を確実に悪化させています。また 売り込むのは、その時が旬のもの(国際貢献やIT有望企業に投資等)が多く、一時的に利益が出ても 数年で価格が下落したり 低迷するものが多いです。また それを理由に 次の旬の投資信託を奨めると言う 悪質な場合もあります)

2.は 分配金の額は 通常あらかじめ決まっているのですが、収益が上がらないと 元本を取り崩して分配すると言うものです。(特別分配金と言います。これに対して、収益から分配するものを 普通分配金と言います。買った人で これを知らない人も多いです)

募集するときに 売り易いように、過度な分配金額を設定して 目論見通りに収益が上がらず、結局元本を取り崩して(元本を減らして) 分配を続けると言うものです。最近 解約時に元本が大きく減っていて 訴訟に発展し、「説明が十分でなかった」と 販売側が敗訴しています。

(現在は 目論見書に危険性が書かれてますし、販売時に十分に説明するように 義務付けられてます。時々 投資ブログで「毎月5万円が 分配金として振り込まれてます」等の 記事を見かけますが、そのかなりの部分が 特別分配金だったりします。自分で手数料(運用報酬)を払って 貯金のお金をおろしているようなものなんですが・・・。わずかですが、毎月の振込手数料分も 高い運用報酬のコストに含まれている筈です)

証券最大手の野村證券が、1.を自粛し 2.の販売に力を入れなくなった所、販売手数料収入が大きく減ったそうです。また 1.と2.に頼って 販売している証券会社や銀行に対して、金融庁が このブログの表題のように 苦言を呈したとの事です。

(投資信託全体の売上は増えてますが、従来のやり方に固執している販売会社は 投資信託の売上が低迷しているそうです。当然ですよね、最初はだまされても、賢い人ならだんだんおかしいと 思いだします。私も5年以上かかりました(かかり過ぎです(笑))が、気がつきました)

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんも書いてますが、全くその通りだと 思います。

「金融のプロであるならば、投資家の資産を増やしてなんぼです。」

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