こんにちは! 生地通販の生地屋店長です。
ミシンの取説(取り扱い説明書)を読んだり 図書館で洋裁の本を借りたり ネットで調べたりして、ミシン糸とミシン針について 調べました。
(よく お客様から、下記のような質問を受けるからです。
・とんなミシン糸とミシン針を使ったらいいのか?
・ミシンで縫ったら 縫い目が引き連れてしまった。 )
書いている人によって 細かい部分は違うのですが、だいたい 次のような感じです。(太字は お奨めです。糸の番手の説明は 次をクリックしてみてくださいませ。 ミシン糸の番手とは)
- オーガンジーや良く透けるジョーゼットのような極薄生地 針:7,8,9 糸:90,80
布生地の例:オーガンジー 30Dシワ・シフォン
. - ちょっと透けるシフォン・ジョーゼットのような薄生地 針:7,8,9 糸:90,80
布生地の例:50Dシフォン・ジョーゼット 75Dシフォン・ジョーゼット
. - デシンやサテン・クレープのような 標準的な厚さの生地 針:8,9,11 糸:80,60
布生地の例:シルデュー・デシン サテン・クレープ
. - 2重織ジョーゼットのような中肉生地 針:11,14 糸:80,60
布生地の例:2重織ジョーゼット 150D梨地ジョーゼット
. - オーバー地のような厚手の生地 ミシン針:14 ミシン糸:30
勿論 上記は絶対的なものではなく、多少はずれても大丈夫です。薄地でも 何枚も重ねたり 芯地を入れたりする場合は、太目の糸と針に変える必要があります。
ただ薄地の場合は 縫い目から引き連れたりした場合等は、細めのミシン針と糸に変えてみてくださいませ。極薄の生地の場合は 上下の糸調子を弱めにしないと、生地の糸密度が低いので 寄ることもあるそうです。
また 厚地の生地を縫われる場合は、針が折れたり無理がかからないように 太めの針と糸を お使いくださいませ。ちなみに ミシン針は番号が大きくなるほど太く、ミシン糸は細くなります。逆ですので 御注意くださいませ。
(ミシン糸は ミシン用に作られてます(強度を増したり 滑りやすいように油剤をつけたり等)。手縫いには使えますが、手縫い用糸を ミシンに使うことは トラブルの元ですので 絶対にしない方がいいようです)
前: 全くの初心者がミシンを始めたら・・・(1) ミシンについて
次: 全くの初心者がミシンを始めたら・・・(3) ズボンの破れ 補修しました!
感想や ご意見 質問等ございましたら、上の「コメントをどうぞ」のリンクをクリックしていただけますと 書き込めます。お気軽にお書き込みくださいませ、お待ちしております。
洋裁工房のうさこさんが もっと実際的にまとめてくれました~
http://tedukuri.yousai.net/?eid=55
流石です、沢山の素材を ご自身で縫われている方の 実戦的な経験です。最適解は 上記(私のブログ)の太字でしょうが、うさこさんのように
「こんなにそろえる予算がなーい!!という方は、普通生地用と中厚生地用の2つがあれば大体何とかなります。」
では ないでしょうか? 極薄地で多少針と糸が太くても ゆっくり縫えば OKでしょうし、厚手でも多少針が 細くてもゆっくり縫えばOKでした(私も実際にやってみました)。
電気回路もそうで、多少抵抗値やコンデンサーの容量が違っても(限界の設計でなければ、50~130%程度まで 違っても 大抵動作します) OKなんですよね。
ピンバック: 全くの初心者がミシンを始めたら・・・(3) ズボンの破れ 補修しました! | 生地屋のおやじの独り言