蛍光と燐光 逆に理解してました~(苦笑)

こんにちは! 布生地通販の生地屋店長です。

狭義の意味では、当てた光を消すと 消えるのが蛍光、光を消した後でも光っているのが燐光だそうです。今まで 逆に覚えてました。
(蛍光剤は蛍光を利用し、蓄光剤は燐光を利用しているようですね。蛍と書きますが、蛍の発光現象は化学反応で 蛍光とは全然メカニズムが違うそうです)

ただ 広義の意味では燐光は蛍光の一種です。波長の短い電磁波(光等)を 当てて、電子を励起しエネルギー準位の高い状態にします。その電子が エネルギー準位の低い状態へ落ちる時に光を出します。

狭義の意味では その寿命の短いものを蛍光、長いものを燐光と言うようです。ですが 遅延蛍光と呼ばれるような現象もあり、次のような厳密な区別がされているようです。(ここからは 専門的になるので ご興味のない人は スルーしてくださいませ。Wikipediaの蛍光からの引用です)

「広義の蛍光のうち、励起のための電磁波を止めても発光が持続する発光寿命が長いものを燐光、短いものを特に蛍光という。しかし、蛍光と同じ状態間の遷移に由来するにもかかわらず、発光寿命が長い遅延蛍光と呼ばれる現象もあることから、現在では別の分類の仕方がされている。

この分類によれば、分子では発光過程の始状態と終状態のスピン多重度が同じものを「蛍光」といい、そうでないものを「燐光」という。スピン多重度が異なる遷移は禁制であるから寿命が長くなる。遅延蛍光では、励起された後に一旦スピン多重度の異なる状態への遷移が起こり、そこから禁制遷移を起こして発光過程に入るので、寿命が長い。

結晶では、分子と異なり、スピン多重度の特定が困難であるので、発光の寿命が発光過程の遷移確率で決まっているものを「蛍光」、励起されてから発光過程に移るまでの遷移確率で決まっているものを「燐光」という。」

(上で書いてある「スピン」とは 自転ではありません。量子力学的な自由度の一つだそうです、難しいですね。理解しやすいように考えられた概念だそうです。素粒子の分野に入ると もう1つ「カラー」と言う概念も入ってくるそうです。勿論色ではありません)

ご感想や ご意見 質問等ございましたら、下の「Leave a reply」or「Reply」(空色のリンク)をクリックするか、黒字の「コメントを残す」の下の四角の空欄に書き込めます。お気軽にお書き込みくださいませ、お待ちしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください