何となく 世間一般の意味とは違うと思っていたのですが、ちゃんと調べてわかりました。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が出している、1973-2012年(リーマンショックを含む)のデータに基いた 期待リターンとリスク(標準偏差)です。
期待リターン[%] | リスク[%](標準偏差) | |
国内株式 | 4.8 | 22.48 |
国内債券 | 3.0 | 6.5 |
海外株式 | 5.0 | 22.48 |
海外債券 | 3.2 | 12.9 |
例えば海外株式の 任意の一年間の上がり下がりが、
A.(5.0-22.48)=-17.48% から (5.00+22.48)=27.48% の範囲内に収まる確率が68.27%(だいたい2/3)
B.(5.00-22.48×2)=-39.96% から (5.00+22.48×2)=49.96% の範囲内に収まる確率が95.45%(だいたい95%)
と言う事になります。なので30年間の長きにわたって ドルコスト平均法で世界先進国株式の低運用報酬インデックス・ファンドを積み立てていくと、だいたい
5% - 運用報酬
くらいの利回り(リターン)は 見込めると言う事だと思います。
(95%の確率で 最大利益50% 最大損失-40%になる可能性もあると言うデータ。上がり下がりのばらつきも 正規分布になっていると仮定して。だいだい いろいろな社会現象は数が多ければ ほとんど正規分布に近くなります)
ただ この数字は、あくまでも1973-2012年のデータであり、取る期間や時期を変えると 違う数字になってしまいます。
また ハイリスク・ハイリターンと言われる新興国株式を 一定割合入れると、期待リターンは増えて リスクも増えると思います。