個人的意見ですが、預金封鎖は 起こらないと思います。
国債等の借金が増えすぎて どうしようもなくなったら、その債務削減の為に 預金封鎖を行う(そこから 財産税の名目で徴税)との論調のようですが。確かに 国と地方合わせて一千兆円を越える借金は 膨大です。ですが、
- やった政権与党は 次の国政選挙で ほぼ確実に負けるでしょう
(私なら もう2度とその政党には 絶対に投票しません)
. - 経済が大混乱して大不況になり、それ以後 企業や国民からの税収は 大きく落ち込むでしょう。益々 政府・地方自治体の赤字が増えます
. - そんなほぼ全国民が反対するような 非常な難事をやるより、多少反対の多い予算削減とか 消費税増税の方が まだやりやすい (先進国で消費税20%程度の国は かなりあります)
同様の理由で 税収を上げるために個人の財産を把握して、課税逃れを防ぐなんてのも ナンセンスです。国民総ナンバー制とか、多少の抵抗はあるでしょうが 他にもっとやりやすい方法がある筈です。
戦後 日本で行われたのは、戦争の為に異常に発行しすぎた国債(15年もやってましたから。戦争は悲惨なだけでなく 非常な金食い虫です)を 処理するためにやりました。ハイパーインフレで大混乱して非常事態だったからで、やった渋沢敬三元蔵相も 「申し訳ないと思う。国民に対してこんな申し訳ないことはない。」と言っています。
デフォルトしそうで、どんどん預金等が 海外に逃げている ギリシャでさえ、やりません。他のEU諸国も要求しません。失うものが 多すぎるからです。
国会議員は関係なく、総理大臣他 閣内の数名の決定で 法的には実行できるなんて方も、いらっしゃいます。関連法案(勿論 国会で審議されます)が1つもなくても 実行できると 思っているのでしょうか?
官僚は 目先の借金さえ なくなれば、国民の被害は 平気だなんて おっしゃってます。大不況になって 大幅に税収は落ち込んで、国民の大きな恨みの対象になって、その後 国を運営していけると 思ってらっしゃるのでしょうか?