日別アーカイブ: 2012年5月11日

フォーマットしてしまったハードディスク(HD)の復旧法

こんにちは! サテン布通販の生地屋店長です。

先日 ハードディスク(HD)を誤ってフォーマットしてしまった事は書きました。同じような失敗をするであろう人達の為と 自分の防忘録として、書き残しておこうと思います。(操作は自己責任でお願いいたします。Windows7でのお話です)

  • まず フォーマットしたHDには どんなデータも書き込まないでください。システム・ディスクだったら CDやUSBメモリから起動するようにしてください。
    (書き込むと HDに残っているデータに上書きされ、復旧が難しくなります)
  • フリーソフトだったらRecuvaが 有料ソフトだったらファイナルデータ(「特別復元版」が一番汎用的らしい)が有名らしいです。(2012.05.10時点で アマゾンで8,110円でした)
    .
  • 今回は無料のRecuvaでやりましたが、ダウンロードするときに 広告で出ている他のソフトのアイコンの方が 大きくて目立つので、間違ってダウンロードしないようにしてください。(わたしは 間違えて2つも違うソフトをダウンロードしてしまいました。右上の緑の小さめのアイコンがそうです。このダウンロード先は英語ですが、ソフト自体は日本語に設定できます)
    Recuvaのダウンロード
    .
  • 使い方は 下記ページの下の方に出てます。
    Recuvaの使い方
  • オプションの詳細スキャンを選びましたが、フォーマットしただけのHDだったら 不要だったかも知れません。詳細スキャンは 削除した一部データの残っている細々としたファイルまで 全部復活してくれるようです。
    .
  • 復活したデータを転送するのに 別のHDが必要です。(念のために 元のHDはそのまま残しておきましょう。他のソフトを試したり 最後の手段として、専門業者に頼むためです)
  • 今回1TのHDで 300G程度のデータを復旧させたのですが、復活されたのは590Gもありました。(用意した500GのHDでは 足りませんでした。たぶん削除してあった不要なファイルまで復活させたのだと思います。元のHDと同じくらいの容量以上のHDを用意した方が無難です。復旧だけ再度やり直しました)
    .
  • 300Gで解析に3~4時間(詳細モード)、転送先が内臓のSATAでもデータ復旧に3~4時間かかりました。外付けのUSBのHDだと データ復旧に16時間くらいかかりました。
    (USBの転送速度は SATAの1/5程度らしいので とてつもなく時間がかかります。内臓のSATAのHDを購入してでも用意される事をお奨めします)
  • この方法で ごみ箱からも消してしまったファイルも、上書きされてなければ 復活できるようです。解析の時間は同じでしょうが、ファイルが特定できれば復活させる時間は 大幅に短縮できると 思います。
    .
  • 復活した300Gのデータ転送も 内臓SATA・HDから USBのHDだと4時間もかかりました。大量のデータ転送では USBは現実的ではないですね。
  • フォルダ(ディレクトリ)構造は 復活されないものもありますし、ファイル名が一部不明 または全部不明だったり、同じファイル名だと _1とかNo.がつくものもあります。
    (このあたりは 専門業者に頼むと、もう少しきちんとしてくれるのではないでしょうか?)

認識しなくなったり、起動しなくなったHDを復旧するフリーソフトとしては TestDiskと言うソフトがあります。
TestDiskの使い方
HDDのフォーマット状態からの復旧
(付属のPhotoRecで 写真や動画を復活できるようです)

ただ このソフトは間違えると危険なソフト(読めなくなったり起動しなくなったりします。わたしも 間違えて読めなくなりました。いろいろ調べて直しましたが。PBR(パーティションブートレコード)やMBR(マスターブートレコード)を比較的安全に訂正できます)なので、内容等良く理解できなかったら 使わないでください。

間違えて設定してしまったパーティションの復活までできると言うすごいソフトです。

ご感想や ご意見 質問等ございましたら、下の「Leave a reply」or「Reply」(空色のリンク)をクリックするか、黒字の「コメントを残す」の下の四角の空欄に書き込めます。お気軽にお書き込みくださいませ、お待ちしております。