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実例で試算 個人年金は非常に効率悪いです!

個人年金は非常に効率悪いと書きました。

実例を挙げて説明します。例えば 払い戻し率の高い(20年で115.1%)と言われる、ある相談者様の個人年金の実例を 見てみます。

毎月1,431ドル 20年間積み立て、満期で395,666ドル受け取り。
1,431ドル x 12ヶ月 x 20年 = 343,440ドル

払い込み総額343,440ドルに対して 年金受取額は395,666ドルなので、大変お得に見えます。ですが 積立かんたんシミュレーションの「目標金額達成のためのリターンを計算する」で それぞれの数字を入れると、たった【 1.4% 】の年平均運用利回りです。

(またドル建てなんで、為替の影響を大きく受けます。受取時に円安になっていれば いいですが、円高になっていれば、円換算で元本割れもありえます。「これからは 円安傾向です」なんて 適当な営業トークに騙されてはいけません。20年先の為替なんて だれにも予測できません。
円高だったら 円安になるまでドルで置いておけばいいなんて 言われるかも知れません。ですが5-10年以上も、又は亡くなるまで戻らない事だって ありえます。そんなリスクを取る必要は どこにもないと思います)

ご自身で危険分散の資産配分をして 長期的に3-5%の運用利回りを上げる事は それほど困難では ありません(私の資産配分で約4%。積み立て設定したら 年数回見るだけ、2年に一度程度リバランスか 積み立て比率変更で計画的にリバランス、5-10年に一度安全率を上げるために 安全資産の比率を増やす程度)。

参考:波乱に負けない分散投資 積み立てでコツコツ 下のグラフC

前述した積立かんたんシミュレーションで「最終積立額を計算する」に、毎月1,431ドル 期間20年 リターン4%を入れて計算すると、
【 はるかに多い 約524,854ドル 】にも なります。

ただ 運用に関して全く知らない(金融リテラシー(マネーリテラシー)の低い)人は、定期預金や国債の超低利回りに比べて 格段にいいと思うはずです(この先 1%を越えるような預金金利になると、損になるでしょうね。あっても20年間ずっと1.4%固定です。積み立ての利回りを計算できれば、リテラシー低い人でも そのくらいは気づく筈なんですが)。

また 個人年金控除は年(8万円を越える額払って半額の)たったの4万円です。月に直すと3千円ちょっと。全額控除の確定拠出年金(iDeCo イデコ、個人型なら月最高2.3万円)に比べて 大きく見劣りします。

優先順位の高い 一生役に立つ金融リテラシー(マネーリテラシー)を身に付けましょう! すぐ何百万円と違ってきます。

関連ブログ:実例で試算 (円建て)生命保険等で資産形成は非常に効率悪いです
関連ブログ:実例で試算 (外貨建て)生命保険等で資産形成は非常に効率悪いです!

個人年金は大変効率悪いです!

久々に非常に腹が立ちました。個人年金の相談を受けたのですが、契約し数日前に200万円振り込んで 今解約すると たった70万円しか戻らないらしいのです。

2017.03.08 追記
上記の「70万円しか戻らない」、下の「来年200万円振り込んで 計400万円を20年運用してトントン」は、担当者が契約を解除させない為の脅かしだったようです。180万円くらい戻る事になりました。きっと契約から日も浅いせいでしょうね。それにしても ひどい担当者です!!!)、

A(仮名)さんは FP(ファイナンシャル・プランナー)に確定拠出年金(iDeCo イデコ)はどうかと 相談したら、「自由にお金を出し入れできないから」などの理由で お奨めできないと言われたそうです。

(個人年金も 早期に解約すると元本割れしますし、途中解約は不利な事が多いです。Aさんは 確定拠出年金で300万円くらいしか積み立てできず(積み立ては60歳まで)、そのくらいだったら 自由にできなくても 知れてます。むしろ 老後まで絶対に下せない所に 置くべきです。FPは自分の所に一銭も入らないので 奨めなかったのです! おまけに確定拠出年金は、全額所得控除で2年で確実に15-40%程度(所得税率による)もの実質利息がつきます。個人年金の控除額は 8万円を越えて払って、半分のたったの年間4万円です)

代りに奨められたのが ドル建て個人年金。毎年200万円(年払い)5年間 総額1,000万円(外貨建て個人年金や保険は 最高6.8%も販売代理店がとるそうです。計算が合っているかどうか わかりませんが、1,000万円x0.068=68万円? 130万円の残りは きっと保険会社がとります。ペナルティ部分もあるでしょうが、契約したら きっと向こう側は130万円近いボロ儲けです) 積み立てるものです。

(非常に儲かるので 保険会社は6.8%なんて言う高額の手数料を 販売代理店に出せるのです。この2社にがっぽり中抜きされるツケは 必ず入った人に回されます!)

私の「保険や個人年金は 資産形成には不利」と言うのを見て 相談に来られました。解約を申し出たのですが、200万円振り込んであり 契約は完了しているとの事。(引き落とし前だったら、残高不足にしておけば 契約不成立になるのですが。ただこの方法は ペナルティがあるかも知れませんので 担当者によく確かめてくださいませ)

「どうしても解約したいのであれば、頑張って2年間(計400万円ぐらい)を振り込んで、ここで20年間運用することで、支払った金額ぐらいは戻ってくると言われました(ショックです)」

大大~~~大ショックだと思います。400万円を20年間も運用すれば 私のつたない資産配分でも 年平均4%で回る可能性が 非常に高いです。20年と言う超長期なら 尚更です。下記のように 倍以上になります。
200万円x1.04^20年=438万円
200万円x1.04^19年=421万円 計859万円  (「 ^ 」はべき乗)

冷静に計算すると 130万円を非常に高い授業料だと思って 涙を飲んで解約するのが正解です。

(200-130)万円x1.04^20年=153万円
200万円x1.04^19年=421万円 計574万円

このまま 来年も200万振り込んで 20年間寝かせて 約400万円戻るか、自分で今年70万円 来年200万円、投資運用して574万円もらうかです。ただ これもあくまで計算上ですが、20年と言う超長期なら このようになる可能性は 非常に高いです。おまけに個人年金は ドルで返されるので、換金時の為替リスクも 負う事になります。

保険や個人年金 いずれも人生でベスト3に入りそうな 大きな大きな買い物です。ぜひ

【 優先順位の高い 一生役に立つ金融リテラシー(マネーリテラシー)を身に付けて 徹底的に比較して 買いましょう! 足りないのでしたら、利害関係のない第三者に 絶対に意見も絶対に聞くべきです 】

何十万円 何百万円と違います。奨められたから なんとなく入ったなんて 大間違いです。
参考ブログ:実例で試算 個人年金の効率の悪い事の実例

関連ブログ:実例で試算 (円建て)生命保険等で資産形成は非常に効率悪いです
関連ブログ:実例で試算 (外貨建て)生命保険等で資産形成は非常に効率悪いです

余談ですが、関数電卓(n乗やn乗根計算のできるもの。私は複数持っていて いつも1つは身近にあります)を使ってもいのですが、上記の複利計算はエクセルで 下記のように簡単にできます。
=A2*B2^C2 A2に元本 B2に利回り C2に年数

また 元金200万円が 10年で250万円になったら、年平均利回りは 下記式で計算できます。
=B2/A2^(1/C2) B2に250万円 A2に元金200万円 C2に10年